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写真判定の歴史

今から14年前、エイシンワシントンとフラワーパークがスプリンターズSで
1センチ差の激闘を繰り広げましたね。それから3年後、今度は武豊Jが
判断を誤るほど、際どかった有馬記念。4センチ差の決着でした。当時の
G1では、それほど頻度の高くなかった写真判定が、ここ数年増えた気が
するのは僕だけでしょうか?
08年の天皇賞・秋、09年のスプリンターズS、そして09年のJC…。

今でこそ当たり前の写真判定スリットの入った判定写真を見れば誰でも
一目瞭然ですが、これはいつごろ、誰が開発したものかみなさんはご存じでしょうか?

これは山口シネマという会社が戦後間もない頃から、一貫して請け負っています。

現在、ギャロップで「KEIBA PROJECT 開拓者たち ターフビジョンの歴史」という
連載があり、そこで写真判定に使うシステムの開発の歴史について掲載されていました。

フランスでは、すでに戦前から実施されており、それにならって日本でも導入が検討
されたものの、戦火に巻き込まれたため、一度立ち消えになってしまいます。
しかし終戦後、再び写真判定導入の機運が高まり、そこで依頼を受けたのが山口シネマ
だったのです。

最初は、撮影から写真の完成まで2~3日かかってしまったり、わずか数秒の撮影でも
フィルムが3メートル以上に達してしまったり、肝心の鼻面が撮れてなかったりと、試行錯誤
の繰り返しだったようです。

そこで、アメリカで実用化されていた新型カメラとその撮影方法に着目します。
しかしながら、当時連合国の統治下にあった日本で「アメリカから競馬のために輸入する」
など考えられなかったため、山口シネマでは、自社で開発することを決意します。
そして開発されたのが、フォトチャートカメラです。昭和24年のことでした。

開発に際しては、江戸川の土手で、鉄橋を渡る電車を馬に見立てて、テスト撮影を
繰り返したそうです。当時、自動車があまり普及しておらず、馬に匹敵するのは電車
ぐらいしかなかったのです。

うーん、興味深いですね~。こういう歴史があってこそ現在がある名勝負を演出してくれる判定写真
時には、非情ともいえるほど、はっきりくっきりとその着順を示してくれますが、勝負ごとには必要不可欠
なこと、特に競馬はお金が懸かってますからね

競馬は馬と騎手だけでなく、いろんな人が関わっていますが、こんなところにも競馬を支える技術が
あったんですね。今週からは、そののすごさを感じながら、競馬を見たいと思います

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8 Comments

tomo  

両馬頑張ったんだから同着にしてあげて、なんて思っちゃいますが、やはりここは勝負の世界。G1の大舞台ともなると、たとえ1センチでも勝ち負けをつけなくてはいけないんですね。
このあいだのビービーガルダンも同着なら妹はもうとっくに満口ですよね(゜_゜)(。_。)

それにしても山口シネマってそんなに古くからの会社だったんですか(・∀・)
奇しくも、ついこのあいだこの会社に電話して一枚写真を頼んだもので(^^ゞ
競馬だけじゃなく競艇など様々なスポーツの写真判定もしているみたいですね(^.^)b

2010/01/15 (Fri) 16:45 | REPLY |   

ヨウイチ  

中々興味深い話題ですね。

自分の中で1番印象に残っている写真判定は、天皇賞秋でウオッカとダイワスカーレットのハナ差勝負です。
際どかったですが自分は内のダイワが勝ったと思ってましたし、ユタカも負けた感じで引き上げていきましたし。
判定写真でウオッカが勝ったとき京都競馬場の観客は皆ザワめついていました。
このときのレースは一生記憶に残るものとなりました。

追伸 フラワーパークがハナ差で退けたのはエイシンワシントンですね。

2010/01/15 (Fri) 18:50 | REPLY |   

レプティリア  

tomoさん

こんばんは^^

そうなんですよ、個人的な感情としては
もう同着にしてほしい!と思う気持ちがあります。
でも勝負の世界、しかもお金が懸かっているので、
どうしても決着をつけなくてはいけない。そのためには、
この判定写真がどうしても必要ですよね。

しかし、tomoさん山口シネマさんとつながりが
あったとは驚きです(^_^;)それは仕事ですか?
それとも個人的にお借りになったんですか?

2010/01/15 (Fri) 21:55 | REPLY |   

レプティリア  

ヨウイチさん

こんばんは^^

興味深いですよね(*^_^*)
僕も新しいですが、08年天皇賞秋が一番印象的です。
あれほど、写真判定で熱くなったことはありませんでした(^o^)
それもダイワスカーレットが頑張ったからなんですよね。
半分はあの粘り腰への驚きです。僕もダイワが
勝ったと思ってましたからね(-_-)

あんな際どい勝負も納得させてしまう写真判定を
開発した山口シネマには拍手を送りたいです(*^人^*)

すいません、エイシンワシントンでしたね(^_^;)
修正いたしました。ご指摘ありがとうございますm(_ _)m

2010/01/15 (Fri) 22:05 | REPLY |   

太郎  

写真判定といえば…

レプティリアさん、こんばんは。
写真判定と聞いて思い出す印象深い出来事がふたつあります。
ライスシャワーの勝った春の天皇賞で、
ゴール前猛然と追い込んできたステージチャンプ騎乗のエビショウさんが、
ガッツポーズを決めたものの、長い判定の末ハナ差の2着…
グラスワンダーの勝った有馬記念、ゴール前で差し切ったかに見えた、
スペシャルウィーク騎乗のユタカ騎手のウィニングラン後のハナ差2着…
どちらも写真判定にまつわる残酷なドラマとして、今でも鮮明に記憶に残っています^^

2010/01/15 (Fri) 22:21 | REPLY |   

レプティリア  

太郎さん

こんばんは^^

あ~ありましたね、蛯名Jのガッツポーズ(^_^)v
あれも勢いは明らかにチャンプでした。
しかも離れていたので、勝ったと思うのも
至極自然なことだと思いましたね。

ヨレヨレになりながらライスシャワーの復活。
スペシャルの引退レース、グラスへの雪辱戦。
いずれも記憶に残る名勝負。いずれも前に
行った馬の勝利でした(*^_^*)

2010/01/15 (Fri) 23:38 | REPLY |   

ますお  

山口シネマって東京サラブレッドクラブにも関係がありますね。
レッドクロスとレッドバリオスの新馬戦優勝の写真が
山口シネマから注文出来ると、東サラから連絡がありましたよ。
もっともお値段がそこそこしたので注文しませんでしたがf^_^;

レプティリアさんもこれから先山口シネマにお世話になりますね!

2010/01/15 (Fri) 23:57 | REPLY |   

レプティリア  

ますおさん

こんばんは^^

奇遇ですね。今、ますおさんとこ行って
コメントしてきましたよ(^_^)v

そうなんですか!ひょっとすると、東サラと
いうよりも記念写真をお願いするのは、
みんな山口シネマなのかもしれませんね(*^_^*)
今年は山口シネマにお世話になることが
あれば、嬉しいですね!(^^)/

2010/01/16 (Sat) 00:34 | REPLY |   

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