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競馬 - The favorites in my life
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【2022凱旋門賞】2着の呪縛 

昨日は昼はスプリンターズS、夜は凱旋門賞と1年に一度のワクワクする10月の第一日曜日でした
今年も民放でも中継されたように、日本馬は4頭出しという過去最多の出走頭数で、かなり期待を集めましたが、残念ながらこれまで以上に厳しい結果に終わったと言っても過言ではないでしょう
毎年、この時期のパリは雨が多いとのことで、今年も例に漏れず、重馬場だったようですが、それでも去年よりはましだったようで、これなら…と思ってたら、直前で日本馬に対する嫌がらせのような、大雨。その勢いは画面が煙るほど、カメラに大量の雨粒がつくほどにそのせいにはしたくないですが、つい「この雨がなかったら…」と思っちゃいました
そんな中でも、タイトルホルダー、ディープボンド、ステイフーリッシュは自分の競馬を程度の差はあれ、できていたように思います問題はドウデュース。これが日本ダービー馬か、というほど、一度も名前が呼ばれなかったのではないか、と思えるほど、後方を追走するのが精一杯でしたニエル賞を叩いた意味もなかったです
日本ダービーをレコードで勝つような馬が凱旋門で好走できるか?と戦前から半信半疑でしたが、プレップの前走を見てさらにその思いは強くなりました。予想通りの結果、いえ、想像以上だったと言えるでしょう
オーナーの「武豊で凱旋門を勝ちたい」という思いはわかりますが、日本ダービーに勝ったからといって、安直に連れて行っても厳しい。
勝ち馬は5歳牝馬のアルピニスタですが、逃げるタイトルに馬なりで並びかけてましたから、あの馬場が走りやすい馬もいるわけで、日本の綺麗に刈り揃えられた馬場しか走っていない馬ではポンと行って勝てないのは当然ですね

alpinista_blood.jpg

これはアルピニスタの血統表ですが、どこをどう切ってもノーザンダンサーが現れる金太郎飴状態で、欧州ではこれが主流配合ですよね。ND4・5×5・6・5ですから、サンデー系やキンカメ系が主流を占めてる日本馬とは全然違うわけです。
では、これに対抗できる日本馬というのはどんな馬なのか?

◎能力が飛び抜けている→三冠級の馬(ディープインパクト、オルフェーヴルなど)
◎ダートも走れるパワーを兼ね備えてる→芝ダートで強い勝ち方をしている(エルコンドルパサー)
◎ステイゴールド系→意外性、逆境に強い(ナカヤマフェスタ、オルフェーヴル)


この3タイプしかないように思いますエルコンの勝ち馬2頭の凱旋門から23年、そして楽勝から一転、悪夢のひとり相撲2着のオルフェからもすでに10年が経過しましたもう少しで届きそうだから、毎年何かしらの馬が参戦して、マスコミに煽られて、期待を膨らませて見てガッカリというのを繰り返してきました
だから、ホントに「これは!」と思う馬が出てくるまで、無理に出走する必要はないのではないでしょうか?
凱旋門賞を日本馬が勝つのを見たいのはもちろんですが、2着4回の呪縛に縛られすぎではないかと思います
もう少し適性のある馬を連れて行ってもらいたいところ。その点、ノースヒルズの馬はお金もありそうなので、調教滞在で臨む馬が現れたら面白いのではないかと思うのですが…

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極悪不良馬場の中、エルコンドルパサーを差し切ったモンジューもJCでは敗れています
これこそ適性の差でしょう。




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【2022秋華賞】ボーダーラインは今 

先週から秋競馬が始まり、来月に入ったらもうG1が始まります
個人的には、ストーリアが秋華賞出走を表明していますが、TRに出てこないため抽選対象になる可能性大。ということで、先週の紫苑St本日のローズSの結果に注目していましたと同時に、2勝クラスの勝ち馬にも目を光らせています勝てばストーリアと同じ条件になるから、抽選のライバルが増えることになりますからね。というわけで、現在の状況を見てみましょう

【優先出走権】
紫苑S
1着 スタニングローズ
2着 サウンドビバーチェ
3着 ライラック

ローズS
1着 アートハウス
2着 サリエラ
3着 エグランタイン

【賞金上位】
1 スターズオンアース 15400万
2 ウォーターナビレラ 5100万
3 ナミュール 3500万
4 エリカヴィータ 3000万
5 プレサージュギフト 2250万
6 ウインエクレール 1600万
7 ラブパイロー 1510万

【抽選対象】
エリオトローピオ 1500万
ストーリア 1500万
メモリーレゾン 1500万
モチベーション 1500万 New!
ルージュラテール 1500万
コスタボニータ?

紫苑SもローズSも賞金上位だった馬が勝ちました。紫苑は2着、ローズSは2、3着が出走権を得て、秋華賞の切符をつかんだということになります。また、この中間にサークルオブライフが屈腱炎になったため、出走を断念。現在のところ、13頭まで出走枠が埋まっています。
この中から、あとひと月で状況が変わるかもしれませんが、現在のところは1500万組で残った出走枠を争うことになりそうです最近わかったのですが、阪神の芝2000mはフルゲートが16頭だそうな京都改修の間の数年間のことですが、これは全然知りませんでした
18頭なら、出走の確率はかなり高いと言えますが、16頭だと3枠に現時点で5頭。これでも通る確率はそこそこありますが、TR以上に怖いのはストーリアと同じように2勝クラスから目指す馬。上に1頭Newとして加えましたが、昨日御宿特別を勝ったモチベーションのようなパターンがおそらく来週ぐらいまで出てくると思います。明日は中京のジェンティルドンナカップに出てくるコスタボニータが勝てば、さらにもう1頭加わります。実際、出走表明するかはわかりませんが、可能性はあると考えておいたほうが良いでしょうね
特に来週中京の夕月特別は牝馬限定の2000ですし、勝てば名乗りを上げる可能性は高そうなので、それが加われば7分の3ぐらいになって、かなり厳しくなってきます他にも木更津特別や茨城新聞杯、浜名湖特別などいくつかあるので、3歳牝馬が勝って飛び込んでこないか戦々恐々としています
嬉しかったのは今日1勝Cを勝ったシンシアウィッシュ。これはストーリアがカーネーションCで下した馬。ルージュリナージュとヒヅルジョウはローズSに出走してましたし(6着、8着)、同じレースを走った馬というのはその後が気になるもんですね

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来週あたり帰厩のアナウンスが来るでしょうか




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【サラブレ休刊】26年間ありがとう、さらば! 

先月発表された競馬月刊誌の「サラブレ」の休刊創刊以来、26年間ずっと買い続けてきた自分にとってはものすごいショックでした
毎月の特集はもちろんのこと、レギュラーの亀谷氏の「重賞アプローチ」や王様と長老の「金満血統王国」、読者からの投稿で成り立つ「ますざぶ」など、毎月楽しみにしていました即時性が求められる現代において紙の媒体、特に雑誌は厳しい状況になっていましたからね…サラブレ以前にも休刊や再編を余儀なくされた雑誌は数知れず。それだけに時代の流れか…と仕方なくも思いますが、それでもサラブレはよくできた雑誌だったので大丈夫だと楽観的でした…10年ほど前から始まったケータイサイトも利用してますが、結果的にその利便性に自らの首を絞める結果になったのかな…なんて思ってしまいますね

元々、ダビスタがきっかけで競馬に興味を持つようになった僕がサラブレを購入するようになったのは自然な流れでしたなぜならサラブレの発行元がアスキー(現KADOKAWA)で、ダビスタもアスキーから出ていたからいわば公式ガイドブックのようなものでしたからね
初期はグラビアアイドルがジョッキーの恰好をして、表紙を飾ってました。しかも、中綴じで今のように無線綴じではありませんでした。表紙タイトルのフォントも明朝っぽい書体で、現在のゴシックになったのはいつだったかなぁ?あぁ、思い出しただけで懐かしい
サラブレが創刊したころはブライアンの三冠後、サンデー産駒がデビューしたころですから、サラブレの歴史は現代の日本競馬の歴史とも言えます当時、「クリゲ」というよく似た雑誌もあり、僕はサラブレ、友達はクリゲを買っていましたが、絶対サラブレのほうが良いと思っていたので、よく友達に「またクリゲなんか買って」とバカにしてました(笑)

語り出せばキリがありませんが、僕の競馬の歴史もサラブレとともにありました。四半世紀という長きに亘り、我が競馬ライフに良きスパイスを加えてくれる正統派の雑誌だったと思います
26年間、競馬のイロハを教えていただき、お世話になりましたありがとう、サラブレ。さらば!サラブレ!

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サラブレPOGにも毎年参加させてもらいましたが、5頭で全部違う種牡馬は難しかった!




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【思い出の天皇賞馬】淀に咲き、淀に散ったステイヤー 

今日は天皇賞春が阪神競馬場で行われます
例年、京都で行われるのですが、ご存じの通り、今年は改修中(来年も)ということで、94年以来27年ぶりとのこと。
それを聞いて思い出したのがその当時の天皇賞。94年の天皇賞春はビワハヤヒデが勝ったのですが、ホントに強かったし、強い馬同士の激突が見られて、毎年楽しみにしていました。一番現地観戦しているG1だと思います。
そんな中、さらに思い出したのがライスシャワー。競馬を始めるちょっと前の馬なのですが、当時は関西テレビで深夜に「名馬物語Ⅱ」というのが毎週放送されてました。1頭の競走生活にスポットを当てて30分やるのですが、ライスシャワーの回は強烈に覚えていて、この前久々にYoutubeで探して観てしまいました。泣ける
この番組で取り上げられる馬は皆G1馬なのですが、この馬が他と違うのはレース中の故障で非業の死を遂げているところ…阪神で行われる天皇賞ということから90年代半ばに思いを馳せ、頭に浮かんだライスシャワーでしたが、彼は関東馬にもかかわらず、ホントに京都が好きな馬でした興味ある方はぜひご覧ください



常に「ミホノブルボンの三冠を阻んだ」「メジロマックイーンの三連覇を阻んだ」とヒール扱いされたライスシャワー。
マラソンランナーらしく、小兵で生粋のステイヤーだったと思います。
京都競馬場にはライスシャワー碑がありますが、改修後も残っていることを願います



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【京都競馬場】現地観戦レースベスト5 

先日、第4回の開催をもって、長い改修に入った京都競馬場。実家が京都のため、東京に来るまでは競馬観戦といえば、京都競馬場でした。そこで現地観戦した思い出のレース、ベスト5を挙げてみたいと思います

【第5位】2019年 マイルCS 勝ち馬インディチャンプ


こちらは記憶に新しいちょうど1年前のマイルCS。ダイアトニックがG1に初挑戦したレースでした結果はほろ苦いものに終わりましたが、スミヨン騎手を背に頑張って走ってくれましたね今は故障療養中ですが、現役は続行なので、またこういう大舞台に戻ってきてもらいたいと思いますちなみに、このレースを観るために帰省しましたが、この前日も京都競馬場に行って観たのがデアリングタクトの新馬戦でした。今では貴重な思い出です

【第4位】1996年 天皇賞・春 勝ち馬サクラローレル


「またまた、サクラー!京都競馬場にサクラが満開ー!」
これは初めて観に行ったG1レースですね。当時は、ナリタブライアンとマヤノトップガンのBT産駒2騎が阪神大賞典で見せた、マッチレースの再現を期待して、みんな観に行っていたと思いますところが勝ったのは離れた3番人気のサクラローレル。ポカンとした我々にどうだとばかりに、左手を突きあげた横山典弘騎手のガッツポーズが印象的でした

【第3位】2006年 天皇賞・春 勝ち馬ディープインパクト


「ハーツクライよ、ハリケーンランよ、待っていろ!」
これは東京に出てきてから、初めて行った京都競馬場でしたディープのレースは前年にダービーで観戦してましたから2回目でしたが、このレースはディープの完成された姿を見た!という感じだったなぁ見てる側は出遅れても「またか」と思うだけで、気にしてなかったですね。笑いが起きるぐらいにスローな流れを3角から捲っていった時の大歓声は今でも鳥肌が立って、今でも忘れられませんあんなに早く先頭に立ったのはこのレースだけでしょう。スタミナもあるし、これなら凱旋門賞でも!と思った記憶があります

【第2位】1996年 菊花賞 勝ち馬ダンスインザダーク


「ダービーの無念を一気に晴らす、すんごい脚ー!」
これはインパクトのあるレースでしたねダービーをすんでのところで逃したダンスインザダークが、捲土重来を期したレースで、ダンスはダービーとは逆にフサイチコンコルド、ロイヤルタッチを前に見る展開。ただ、武豊にとって誤算だったのは逃げた馬が下がってきて、勝負どころでライバルから離されたこと。京都特有の4角でばらける馬群のインを突き、縫うように伸びてくる脚は鳥肌ものでしたが、現地で観てると何が起こったのかよくわかりませんでした(笑)武豊騎手の派手なガッツポーズがそのレースの意味を表している気がしました

【第1位】1997年 天皇賞・春 勝ち馬マヤノトップガン


「おー外から1頭何か突っ込んでくる、トップガン来た、トップガン来た」
そして、栄えある1位はこのレース。5位に挙げたレースの翌年の天皇賞です。このぐらいの時は競馬を始めて間もなかったので、純粋に楽しかったですね。強い馬の強いレースを観るのが好きでした。そういう意味で、前年のサクラローレルとマヤノトップガンが再び集結し、ナリタブライアンに代わって、上がり馬マーベラスサンデーが出てきてワクワクしました。しかし、レースは想像していなかった展開に。スローで進み、途中でサクラローレルが引っ掛かり気味に上がっていく展開。それに釣られるように、マーベラスが追随していきます。そのまま4角に入り、2頭のマッチレースかと思われたその刹那、外からトップガンが大外一気で突っ込んできました。先行すると思われていた馬があんな追い込みを見せるなんて…。唖然するとともに、田原成貴という騎手はすごい!と思った覚えがあります。今思えば、トップガンはAureoleを持っているので、逃げるか追い込むか、極端な競馬が合ってたんでしょうね

以上、私的京都競馬場、現地観戦ベスト5でしたちなみに5位はラジオNIKKEIの実況なので、太字にしたキャッチコピーにできそうな名セリフを見つけられませんでした(笑)

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京都開催はないけど、来年戻ってくるのを心待ちにしています!



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